今回は少し分かりにくいかもしれませんが、中医学での病気の捉え方について…
先日受けたセミナーの中で大事だなと思ったことを説明したいと思います。
講師は中国で中医師をやっていて、最近季節の養生についての本を出された日本人の先生でした。

人口約2400万人の上海では9月28日の時点で国内での新型コロナ感染者は0、海外からの帰国者ではフィリピン帰りの感染者が1番多く約20人、日本からの持ち込みはそれほど多くないという事でした。
10月に入ってすぐ大型連休があるようですが、その後どうなるか、気になります。

中国での養生の習慣、食べ方など色々な話があったのですが、中でも正気と邪気に関する話が残りました。
中医学で正気に満ちている状態は健康と考え、体調が悪い時は何らかの邪気が侵入していると考えます。
邪気といってもオカルト的な事ではありません。

秋だと乾燥しているので燥邪が入りやすく、冬は寒邪、春は風邪(ふうじゃ)、夏は暑邪、雨が続いたり水辺に近い場所だと湿邪、など。
ちなみに新型コロナのようなウイルスは川沿いの湿度の高い町から発生していますので感染直後は湿邪が入った状態ということになります。

中医学の場合は病名に対する治療ではなく、症状を見て、どの邪気をとる必要があるかを考えて治療します。
私が、なるほど!と思ったのは、邪気を払う前に正気を補ってはいけない、ということでした。
風邪をひいている最中、つらい症状がある時期に栄養ドリンクを飲むのはダメ、みたいな事です。
邪気も元気になってしまったり、栄養分の強いもので胃腸が更に弱ったりしてしまうそうです。

日本では薬局にもたくさん売られている葛根湯、これは邪気をとるための薬です。
首の強張りや熱の症状がおさまったらすぐに飲むのを辞めていい薬ですが、日本では長い期間飲み過ぎる場合が多いそうです。
本来は1回か2回くらい、その後飲むなら正気を補う方の薬、ということになります。

体調が悪い時にどうすればいいのか、薬を選んだり期間を考えたりは難しいですが、悪い時にローヤルゼリーみたいなサプリを飲むのはやめて、お粥や白湯で様子を見て、症状がおさまってから栄養を取ることを考える、みたいなことなら出来そうかなと思います。

是非、参考にしてみてくださいね!